今回は、賃貸物件で停電時の対処法について解説します。
停電は大きく分けると「ブレーカーが原因」か「ブレーカー以外が原因」かの2つになります。
それぞれのケースでの停電対処法を解説していきますので、賃貸物件にお住まいの方、住むことを検討されている方はぜひ参考にしてください。
賃貸物件の停電対処法①ブレーカーが原因での停電の場合
賃貸物件で停電が起きたら、まず確認すべきはブレーカーです。
ブレーカーのどこかが落ちていた場合は、その停電はまず間違いなく「ブレーカーが原因での停電」です。
しかし、どのブレーカーが落ちているかによって、対処法は異なります。
●分電盤の左側に独立して配置されているアンペアブレーカー（サービスブレーカー）が落ちていた場合
住戸内で一度に使用する電気の量が、電力会社との契約アンペア数を超えたため、落ちてしまっている状態です。
まずは消費電力の大きな電化製品の電源を切り、その後も電化製品を同時に使いすぎないよう心がけましょう。
●分電盤の中央あたりに独立して配置されている漏電ブレーカーが落ちていた場合
住戸内のどこかの回路で、漏電が起きていると検知されたため落ちている状態です。
漏電があると非常に危険なので素人は手出し禁物、すぐに大家さんや管理会社に連絡を取って対処をしてもらいましょう。
●分電盤の右側に複数配置されている安全ブレーカー（子ブレーカー）が落ちていた場合
住戸内の一部が停電しているだけの状態になっているはずなので、まずは停電しているところの電化製品の電源をオフ＆電源プラグを抜いてからブレーカーを戻しましょう。
その後は、電化製品の利用を多少制限することを心がけます。
また、もし焦げたようなにおいがする電化製品やコードがあった場合は、それがショートして安全ブレーカーが落ちた可能性が高いです。
危険を感じた電化製品やコードの使用はすぐに中止し、処分するようにしましょう。
賃貸物件の停電対処法②ブレーカー以外が原因での停電の場合
賃貸物件の停電の理由が、災害や電気料金の滞納など、ブレーカー以外が原因であった場合の対処法は以下のとおりとなります。
●災害が原因での停電の場合：電力会社のホームページで、住んでいる賃貸物件のエリアで停電が起こっているかどうかを確認
●電気料金の滞納が原因での停電：電力会社に電話で問い合わせ、支払予定なども含めて今後の対応を協議する
ブレーカーも落ちておらず、災害時のような「周りの物件の停電」もない、という状態の場合は、電気料金が滞納している可能性もありますので、慌てず冷静に対処しましょう。
まとめ
今回は、賃貸物件で停電が起こった場合の原因別対処法をご紹介しました。
ブレーカーが原因といっても、落ちているのがどのブレーカーなのかで対処法は異なりますし、災害や電気料金滞納など、ブレーカー以外が原因での停電もありえます。
まずは停電の原因を的確に見つけ、適切な対処を心がけていきましょう。
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