山形市の伝統工芸「木箱」と桐箱の匠のご紹介
山形と聞けば、まず思い浮かぶのはさくらんぼでしょう。
また、「ラ・フランス」や「シャインマスカット」が浮かんでくる人もいらっしゃるかもしれません。
これらの高級果物が大切に納められている木箱は山形の伝統工芸として大変有名です。
とくに桐の木箱は果物以外にも古文書や人形、陶器など大切な品物の保管に使われています。
山形市の伝統工芸「木箱」の歴史
山形市の伝統工芸の歴史は古く、今から650年以上も昔、南北朝時代にまでさかのぼります。
さまざまな業種が交流しながら研鑽できるように、そのころ築城された山形城の城下町で職人たちが保護されました。
城下町に集められた業種は、鋳物・刃物・家具・焼き物・こけし・漆器・草木染などで、その中に木箱物(きばこもの)も入っていました。
以降、木箱物は茶道具などの鋳物やこけしなどの人形、草木染などの反物、そのほかの工芸品を大切に納める箱として現在まで作り続けられているのです。
包装用木箱だけでなく、木箱物には輸送用木箱や折箱などさまざまな種類があります。
輸送用の木箱は、大正時代にりんごや柿を送るために建築で余ったスギやヒノキを利用して作った木箱が始まりとされています。
折箱(おりばこ)とは「へぎ」と呼ばれる薄い木の板を折り曲げて作られた、浅くて軽く、蓋がついたものです。
スギやヒノキなどで作られており、お寿司を詰めれば「寿司折」お菓子を詰めれば「菓子折」と呼び名が変わります。
山形市の伝統工芸品「木箱」の製造会社「有限会社よしだ」
山形市の公式ホームページで「桐箱の匠」として紹介されているのが、有限会社よしだです。
昭和5(1930)年に創業し、現在で三代目、90年以上山形の伝統工芸品である桐箱を作り続けています。
よしだでつくられる桐箱はすべて手作りで、種類も非常に豊富です。
なかでも、桐の気密性や防腐・防虫効果を活かした米櫃は「つや姫」など山形の特産米を納めるのに最適です。
また、オーダーメイドの桐製ブックケースや御朱印帳ケースも人気があります。
木箱を使いたいが一般に売られているものだとしっくりこない、という方は注文してみるのもよいでしょう。
●所在地:山形県山形市五日町6-9
●営業時間:9:00~19:00
●定休日:日・祝
●アクセス方法:JR線「山形駅」西口より徒歩10分
●駐車場:(不明)
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まとめ
山形の伝統工芸の一つである木箱は、技術を受け継ぎ守り続けるだけでなく、現在でも進化しています。
今回の記事を参考にしつつ、ぜひ木箱がある暮らしを楽しんでください。
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