遠方の一人暮らし用賃貸を探す際にもおすすめ！めやす賃料とは
借主にとって魅力的なゼロゼロ物件やフリーレント。
しかし、どの賃貸が割安なのか迷うこともありますよね。
今回は賃貸選びの基準となるめやす賃料について、その仕組みやメリット、計算方法を解説します。
特に遠方の一人暮らし用賃貸を探す際には、めやす賃料を活用してみてくださいね。
一人暮らしの賃貸探しはめやす賃料を活用しよう！その仕組みとは
めやす賃料とは「わかりやすい、くらべやすい」を合言葉に、全国統一の基準で計算された1ヶ月当たり賃料のことです。
めやす賃料は4年間貸したと仮定し、毎月の賃料のほかに敷金、礼金、更新料などの合計を48カ月で割って算出されます。
全国一律の基準で算出されためやす賃料を比較のものさしにすることによって、実際にかかる金額をわかりやすく比較しようという制度です。
借主に適切な情報を提示することを目的として、財団法人日本賃貸住宅管理協会の指導のもと、2010年10月より開始されました。
過剰供給による競争激化の流れを受けて、借主に優位な状況が続く近年の不動産市場。
そういった背景もあり、フリーレントや礼金ゼロ、更新料無料といった条件の物件が増えてきたため、月額賃料だけでなくトータルコストで比較することが重要視されています。
学生の一人暮らしや単身赴任の方などが遠方の賃貸を探す場合でも実際にかかる住まいの金額がわかるため、借主にとっては安心して賃貸を探せる制度といえますね。
一人暮らしの賃貸探しにも便利なめやす賃料のメリットとは？計算方法も解説
めやす賃料は4年間に支払う賃料の総額を月割りで算出したもので、賃貸を探す際に役立つ判断基準となります。
計算方法は以下のようになります。
めやす賃料＝｛（賃料+共益費・管理費）×48ヶ月+敷金+礼金+更新料｝÷48ヶ月
フリーレントがある場合は、48ヶ月から該当期間を引いた数字を賃料に掛ければOK。
めやす賃料と賃料の差額がもっとも小さくなる物件が割安な賃貸となります。
また、メリットは主に以下の3つです。
● 借主が支払うべき金額が明確になる
● 地域をまたいで物件を選ぶ際に公平な判断ができる
● トラブルを未然に防ぐことができる
このようにめやす賃料とは物件ごとに異なる賃料の内訳を一律の基準で計算した金額のことで、借主にとっては公平な金額で物件を比較できるのは大きなメリットです。
まとめ
フリーレントや礼金ゼロなどを加味して計算するめやす賃料は、賃貸にかかる具体的な金額を把握するのに役立ちます。
地域間の認識に違いがあっても、戸惑うことなく物件探しができるでしょう。
特に学生や単身赴任の方が一人用賃貸物件を探す際は、透明性の高いめやす賃料を住まい選びの参考にしてくださいね。
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