山形市で例年開催されている「みちのくこけしまつり」とは?
江戸時代後期頃から、
山形市にも、山形系とよばれる伝統こけしがあります。
今回は、伝統こけしの概要と、山形市で例年開催されている「みちのくこけしまつり」についてご紹介していきます。
山形市の「みちのくこけしまつり」について:伝統こけしの概要
伝統こけしが生まれた背景に
湯治習俗は特に寒冷地の東北の農民にとって重要で、温泉に入って体の疲れを癒す文化のことでした。
そして、赤物とは赤い染料を使った玩具や土産物のことで、小田原や箱根の赤物である木の玩具が、東北の農民たちに望まれるようになっていました。
その状況下で、ろくろを使って木製の食器などを作る職人である木地師が湯治客と接することで
そんな伝統こけしは産地によって特徴
山形県山形市市街地の中心部、旅篭町でつくられてきた山形系こけしは、前髪と左右両側に髪の毛が描かれ、赤い髪飾りがあるのが一般的です。
さらに、胴の模様に
山形市の「みちのくこけしまつり」について:まつりの内容
「みちのくこけしまつり」は全国から各系統の伝統こけしと、コマやだるま
昭和56年の第1回目から開催され続け、2019年には11月30日(土)・12月1日(日)の両日において、第39回が開催されました。
宮城県で開かれる「全日本こけしコンクール」、「全国こけしまつり」とともに日本三大こけしコンクールと呼ばれています。
会場ではこけしづくりの実演を見ることができ
なお、第39回に関しては特別企画として、10cm以下のこけし・えじこ・だるま展示販売とスタンプラリーが行われました。
スタンプラリーでは、市内に設置されたスタンプを集めることで、まつり当日にこけしの福引きが
まとめ
山形市では、伝統こけしの展示会である「みちのくこけしまつり」が
全国から集まった歴史ある伝統こけしに触れることができ、制作の実演も見ることができますので、ぜひとも足を運んでみてはいかがでしょうか。
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