日本では東日本大震災での原子力発電所の事故を受け、再生可能エネルギーへの期待が高まってきています。
山形市でも、平成23年度に策定した「山形市環境基本計画」の、エネルギー政策の見直しなどを進めているそうです。
今回は、山形市での再生可能エネルギー活用への取り組みについてご紹介します。
山形市の再生可能エネルギー活用のための環境基本計画
山形市では、平成5年度に策定した「山形市環境計画(平成5〜12年度)」を皮切りに、さまざまな環境計画への取り組みを行ってきました。
平成23年策定された「山形市環境基本計画」は、東日本大震災を受けて日本の国内エネルギー事情が変化したことから、省エネルギーや再生エネルギーの導入による、環境負荷の少ない社会活動の実践を目指す内容となっています。
山形市環境基本計画の一部として、山形市地球温暖化対策実行計画を策定し、再生可能エネルギー活用の指針作りなどを行ってきました。
計画期間終盤となっている現在は、山形市全体での再生可能エネルギー導入について目標値を設定し、それに向けた市民・事業者・行政の取り組みを計画しています。
山形市の再生可能エネルギー活用と国民運動COOL CHOICEとの関係
「COOL CHOICE」とは、排出される温室効果ガスの量を、2030年度には2013年度に比べて26%削減するために国が主導して行っている取り組みです。
「COOL CHOICE」は「賢い選択」という意味で、CO2削減に貢献する製品やサービスを選んでいくことを推奨しています。
山形市はこの国民運動に賛同して、平成28年には山形市長が「COOL CHOICE推進宣言」を行い、「山形まるごとCOOL CHOICE事業」を展開しています。
山形まるごとCOOL CHOICE事業では、イベントなどにブースを出展し、省エネ活動やCOOL
CHOICEの普及活動を行うほか、地球温暖化に関する講演会の開催なども計画中です。
他にも、冬場に二酸化炭素排出を抑制する効果が高いエコ住宅の普及促進事業や、大学生などと連携してCOOL CHOICEへの理解を深めてもらう事業なども展開しています。
上記の事業は平成28年度から継続している取り組みで、こうした積み重ねが山形市のよりよい未来に繋がっていくことが期待されているのです。
まとめ
山形市では、再生可能エネルギーの活用への取り組みとして、ほかにも地下水熱を利用した空調設備の導入や、バイオマスエネルギーの活用への取り組みなどを熱心に行っています。
山形市民挙げての再生可能エネルギー活用への取り組みが、市民の生活や未来をよりよく変えていくことを期待しましょう。
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