近年環境保護の観点から、国を挙げての節電への取り組みが、熱心に行われるようになりました。
特に夏になると、エアコンの設定温度を少しでも上げるため、クールビズで涼しく過ごす工夫をするなど、さまざまなアイデアでテレビや紙面が賑わいます。
今回はそんな中から、賃貸物件でも楽しめる省エネ対策、「グリーンカーテン」をご紹介したいと思います。
賃貸のベランダでグリーンカーテンを楽しむメリット
近年環境保護の取り組みとして、賃貸物件でグリーンカーテンを楽しむ方が増えてきました。
グリーンカーテンというのは、ベランダやバルコニーに置いたプランターに、つる性の植物を植えてネットなどに這わせ、窓をカーテンのように覆うことで遮光する省エネ策です。
夏の強い日差しが直接部屋に入り込まなくなるため、室内の温度が高くならず、エアコンの効きがよくなるメリットがあります。
室外がそれほど高温でなければ、窓を開けて過ごしても、グリーンを通して涼しい風が吹き込んでくるため快適です。
またグリーンにゴーヤやキュウリなど実のなる植物を選ぶと、緑のカーテンとなるだけでなく、野菜を収穫して料理に使って楽しめるのも、大きなメリットでしょう。
たくさん採れたときにはご近所に配るなど、コミュニケーション作りにもひと役買うのが、グリーンカーテンの魅力です。
賃貸のベランダでグリーンカーテンを楽しむときの注意点
グリーンカーテンは、プランターを使用することで賃貸物件のベランダでも手軽に楽しめますが、いくつか注意点があります。
アパートやマンションのベランダは、非常時には隣との壁を割って避難する「避難経路」となっているのが一般的です。
大きなプランターを置いてしまうと、いざという時に避難の邪魔になる可能性があるため、プランターは避難経路を避けて置くようにしましょう。
またグリーンから枯れた花や葉が落ちたり、水やりのときなどに土が流れ出てしまったりすると、ベランダの排水口が詰まってしまう心配もあります。
排水口が詰まってしまうと、大雨が降ったときなどうまく水が流れず、上下の階に住む住人に迷惑をかけることになるため注意が必要です。
また高層階になると、強風でネットや支柱が倒れて最悪飛ばされる可能性も考えられます。
グリーンカーテンを設置するときには、しっかりと固定するようにしてください。
まとめ
植える植物によっては実った野菜を食べるのも楽しめてしまうグリーンカーテンは、賃貸物件でも手軽にできる環境保護への貢献活動です。
お隣や上下の住人に迷惑をかけないよう、今回ご紹介した注意点に気をつけて、グリーンカーテンを楽しんでみてください。
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