賃貸物件に入居する際には、賃貸借契約書と重要事項説明書が交わされるのが一般的です。
賃貸借契約書には、その部屋を借りる権利と支払いなどの義務を明確にして、トラブルを防ぐ役割があります。
しかし重要事項説明書が果たす役割については、あまり知られていないのが現状です。
そこで今回は、重要事項説明がどのようなものか、チェックすべきポイントについてくわしく解説します。
賃貸借契約における重要事項説明とはどんなもの?
重要事項説明とは、賃貸借契約の前に不動産業者に義務付けられた、重要事項の説明のことです。
重要事項説明では、賃貸借契約について十分な知識がなくても正しい認識での契約を促すために、不動産の専門家である宅地建物取引士から借主に分かりやすい説明があります。
その内容は、建物に関する事項や取引条件に関する事項など、賃貸借契約書に書かれていない細かな部分にも及ぶため、しっかりとチェックしなければなりません。
賃貸借契約書は、借主と貸主がお互いに署名捺印し契約を証明するものですが、重要事項説明の際に渡される重要事項説明書は、契約を進めるか判断する資料という位置付けです。
賃貸物件の重要事項説明は、契約を結ぶ前に対面で実施されることがほとんどですが、コロナ禍ではビデオ通話でのIT重説も積極的におこなわれています。
賃貸借契約の重要事項説明で注意するポイントとは
さまざまな項目が設けられた重要事項説明のなかでも、とくに大切なポイントがいくつかあります。
まず、支払いが必要な費用についてチェックしてみましょう。
家賃や管理費以外に、町会費や敷金・礼金・更新手数料といったお金が必要か確認してみてください。
入居中にエアコンなどが使えなくなった場合、誰が修繕費用を負担するのか把握することも大切です。
また、解約の際の取り決めについてもチェックしてみましょう。
とくに、いつまでに退去の意思を伝えるかという解約予告期間は、トラブルになりやすい部分ですので、前もって把握しておくのがおすすめです。
さらに、禁止事項についてもチェックしてみましょう。
楽器やペットはもちろん、灯油の使用や高層階での布団干しが制限されているケースもあります。
そのほかに、ライフラインの整備状況もチェックしてみましょう。
水道・井戸の違いや都市ガス・プロパンガスの違いもあります。
最後に、その物件に特有の注意事項が書かれた特約事項にも目を通してください。
立地や室内状況など、特殊な事情のあるケースも珍しくありません。
まとめ
賃貸物件の契約を結ぶ前には、重要事項説明を受けなければなりません。
重要事項説明では、契約前に建物や契約条件について宅地建物取引士が分かりやすく説明し、重要事項説明書が渡されます。
とくに支払い内訳・設備の修繕負担先・禁止事項・ライフライン・特約事項については、よくチェックしてみてください。
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