山形市といえば山形県の県庁所在地であり、平安時代の末期には主要な宿駅として記録に出てくるほど歴史ある街です。
現在では蔵王連峰などの自然環境が観光地として有名ですが、市内には歴史をたどる史跡や寺院も点在しています。
今回はそんな山形市内にある観光におすすめのお寺をふたつご紹介します。
どちらも、戦国時代から江戸初期にかけて活躍した武将ゆかりの場所ですよ。
山形市で観光におすすめの寺：淨光寺
山形市の中心部にある本眷山（ほんけんざん）浄光寺は、日蓮宗のお寺で天正6年（1578年）に創建され500年以上の歴史のあるお寺です。
創建したのは戦国時代から江戸時代初期にかけて活躍した武将・最上義光で、創建当時は妙法山法華寺という名前でした。
その後、徳川二代将軍・徳川秀忠の子である保科正之が山形城主となった際、日蓮宗の信者であった母・お静の方の霊牌所としたことから、本眷山浄光寺と改められました。
浄光寺の1番の特徴は、緑豊かで、花々が彩る境内です。
別名「花の浄光寺」とも呼ばれ、観光客だけでなく、檀家や近所の方も散歩に訪れるのだとか。
また、樹齢600年を超える大銀杏も見事ですし、その他の紅葉も美しいので、特に秋の観光がおすすめです。
●所在地：山形県山形市八日町2丁目4-35
●アクセス：JR山形駅からタクシーで約5分
●駐車場：約30台あり
山形市で観光におすすめの寺：光禅寺
先ほどご紹介した淨光寺にほど近い場所にあり、浄光寺と同じく最上義光が創建したお寺です。
戦国時代の慶長年間（1596年頃）に創建され、最上義光とその後2代、3代にわたる最上家の菩提寺であり、後の山形城主である鳥居忠政によって現在地に移されました。
光禅寺の見どころは、なんといっても山形市の名勝にも指定されている遠州流の庭園です。
山形県内でもっとも古い庭園のひとつと言われ、元々は座敷から鑑賞するためのお庭だったようです。
現在は池に沿って歩ける歩道もあり、美しい庭園を散策して楽しめます。
口コミでも庭園や境内の豊かな自然を楽しんだ、という声が多く寄せられ、桜の名所としても有名です。
●所在地：山形県山形市鉄砲町2-5-7
●アクセス：JR山形駅から山交バスT20・Z90路線で約10分、「六小前」バス停下車後徒歩5分
●入館料：なし
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まとめ
今回は山形市で観光におすすめのお寺、淨光寺と光禅寺をご紹介しました。
どちらも戦国武将・最上義光にゆかりのお寺とあって、歴史好きにはたまりませんよね。
また境内の自然や庭園が見どころのお寺でもあるので、春の桜、新緑の季節、秋の紅葉を楽しみに出かけてみてはいかがですか。
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